
2021.06.05
みなさん、世界では現在住宅価格が高騰しているということはご存知でしたか?
さらにバブルがまた来るのではないかと騒がれているのです。
それは最近、コロナ禍の影響もあり世界的に住宅価格が高騰し、世界金融危機(リーマン・ショック)前の2006年以来の上昇率となっています。
特にニュージーランド、カナダ、シンガポールなどが新型コロナウイルスの世界的大流行時に住宅市場が熱狂的なブームとなったことも原因の一つです。
まだ日本では熱狂的なブームは来ていませんがどうなるかは未知です。
なのでこのようなブームから世界的にバブルの懸念も高まっているのです。
世界の価格上昇を具体的に

そこで、6月3日に発表された世界住宅価格リポートによれば、3月までの一年間で世界の住宅価格は平均で7.3%上昇し、2006年以降の伸び率となったのです。
国別では、トルコが32%上昇で伸び率第1位、第2位はニュージーランドが22.1%上昇となっています。
アメリカは第5位で13.2%上昇とこちらも2005年以来の大幅値上がりでした。
例えばトルコの住宅価格の場合ですと去年は2000万円で買えていた物件が今年になると2640万円と2000万円の物件でも640万円も価格の上昇しているのです。
過熱している住宅市場の国々の冷却活動

住宅価格が高騰してしまうと世界的の経済が狂ってしまいます。なので幾つかの国々はこの熱狂的なブームを抑制するため、対策を行っています。
1、ニュージランドでは不動産投資家を対象とした税優遇措置を撤廃
2、中国では不動産業界への銀行融資や開発業者の動きを抑制する措置
住宅を購入しても利益が出にくいように、なるべく購入させないように対策をしているのです。

上記の対策以外にも様々な国で多くの市場で政府が措置を講じているほか、
政府は年内にはこのような住宅価格高騰のブームも終了する見通しであることから、買い手の熱狂的な感情も弱まる公算が大きいと言われています。
まとめ

この住宅価格高騰はダイレクトに日本には影響を受けていません。しかし間接的にはウッドショックなどの、海外からの影響を受けてはいます。
なので日本もこのような大幅な値上がりがないとは言い切れません。
日本だけでなく世界の住宅業界の動きなども確認するのもいいと思われます。
これからもよろしくお願いします。
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