2013年より、住宅ローンの中にリフォーム費用を含めることができる。
リフォーム一体型住宅ローンの取り扱いを銀行が始めました!その甲斐があってか、そこから徐々にではありますが、リノベーションをする人が増えていき、今日2025年1月13日現在では、リノベーションと言う用語に対しての理解度も、認知度も桁外れに人々に浸透しています。
しかし、今だにリフォームやリノベーションをする際に、リフォームローンを組まそうとする不動産仲介会社がいるのですが、本当に不思議で仕方がありません!
あえて言えば、お客さん側が知っていなかったとしても、特段問題はありませんが、不動産仲介会社側が「リフォーム一体型住宅ローン」を知らなかった場合、顧客にとって災難でしかありません。
そんな、リノベーションですが、良い面も悪い面もあり、今日はそのことについて少し深掘りをしながらお話を進めて行ければと思います。
中古物件を買って、リノベーションして住むのは、本当に良いのでしょうか?
中古物件を買ってリノベーションするという選択には、幾つかのメリットとデメリットがあります。以下に詳細をまとめます。
## メリット
### 予算の削減
中古物件のリノベーションは、新築に比べて予算を低く抑えることができます。中古物件の価格が新築よりも安いため、その差額をリノベーション費用に充てることができる
### 完成イメージのしやすさ
中古物件は現物を確認できるため、完成後のイメージをしやすいです。具体的にどの柱や壁を残すか、生活動線などを自分の目で確認しながら計画することができる
### 立地条件の選択肢の広がり
中古物件のリノベーションにより、総予算を低く抑えることができるため、駅付近や利便施設が揃っているエリアでの物件選びが可能になる。新築の場合には手の届かないエリアでも検討できる可能性が高くなる
### 自由度の高さ
「買ってリノベ」の方法では、壁や柱といった構造体だけを残して、間取りや設備を自由に変更することができます。家族の要望や個人の好みに合わせたオーダーメイドの住まいを作ることができる
### 環境への負担の低減
中古物件をリノベーションすることで、建物を解体して新築するよりも環境への負担が少なくなる。工事で発生する廃棄物が少ないため、資源の節約ができる
## デメリット
### 理想の間取りの実現の難しさ
中古物件の構造や既存の設備の制約により、理想の間取りを完全に実現することが難しい場合があります
### 補修工事の発生
設備や機材が古いため、補修工事が発生しやすいです。特に屋根、外装、基礎などの補修が必要になる場合、費用が高額になる可能性があります
### 災害時の耐久性の不安
中古物件には、災害時の耐久性に不安が残る場合があります。特に古い建物では、現代の耐震基準に合わない場合があります
### 入居までの時間
リノベーション工事が必要なため、購入後すぐに入居することができません。設計の打ち合わせや工事に数ヶ月から半年ほどかかることがあります
### 資金計画の複雑さ
物件費用とリノベーション費用が別々になるため、資金計画(ローン)が複雑になることがあります
### 管理規約の制約
マンションの場合、管理組合の許可を得る必要があり、個人で自由に工事を行うことができない制約があります
## 結論
中古物件を買ってリノベーションすることは、多くのメリットを持ちながらも、デメリットも存在します。特に予算の削減や自由度の高さ、環境への負担の低減などが魅力的なポイントですが、理想の間取りの実現の難しさや補修工事の発生、入居までの時間の長さなども考慮する必要があります。
– **予算と自由度が重要**: 予算を抑えつつ、自由にリノベーションできる場合、中古物件が魅力的な選択肢となります。
– **立地条件**: 利便性の高いエリアで物件を探している場合、中古物件のリノベーションが有利です。
– **環境意識**: 環境への負担を減らしたい場合、中古物件のリノベーションが適しています。
一方で、理想の間取りを完全に実現するのが難しい、補修工事が発生しやすい、入居までに時間がかかるなどのデメリットも考慮する必要があります。最終的に、個人のニーズや優先順位に基づいて、最適な選択をしながら進めることが重要です。
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