
2021.07.30
皆さん、老後のお住まいされるお家は賃貸ですか?持ち家ですか?
なかなか答えの出ない討論になりますね。
なので今回は前回の記事でご紹介しました!!
「リバースモーゲージ型住宅ローン」を持ち入り、老後の住まいがご心配な方々に知って欲しい知識を3つご紹介していこうと思います。
1、高齢賃貸特有のリスク
2、高齢でも家を買える時代に、、、
3、家の相続が思わぬマイナスになることも、、、
上記3つについてご紹介していきます!!
1、高齢賃貸特有のリスク

まず、高齢者の方々は「賃貸」には心配な点があります。
それは、、、、歳を重ねていかれるにつれ、賃貸住宅を借りることが難しくなるということです!!
もしも、退職して収入が減少したり、その部屋が「最期の部屋」となって事故物件になりかねなかったりすることから、物件所有者は高齢の入居者を敬遠しているのは確かです。
それゆえ、60~70歳になると賃貸物件はとても借りづらくなります。
物件所有者からすれば、事故物件を抱えることは是が非でも避けたいことなのです。
特に今は「何度入居者が変わっても、心理的瑕疵があれば告知しなければならない」とルールが厳しく設定されています。
もし高齢の入居者に万が一のことがあった時には、入居者が遠のいて「空室でお金が1円も入らない」のに、「固定資産税など固定費はかさむ」状況に直結しかねません。
とはいえ住むところは必要ですし、全員が全員「家を所有」するわけにもいきません。高齢化がどんどん進めば「おひとりさま」での自然死も増えていきます。
そこで近年増加しているのが「シニア向け賃貸住宅」や「サービス付き高齢者住宅」と呼ばれる民間事業者などにより運営される介護施設です。
しかし、一般的な賃貸物件と比較すると、家賃が高く物件数も少ないため選択肢が限られるデメリットというものもございます。
なので高齢者賃貸とは「リスクがあると言うものだ」ということを覚えておいて頂ければ幸いです!!
2、高齢でも家を買える時代に、、、

現在、高齢者の賃貸が問題となっています。
1つの解決策として「高齢者でも家を買いやすくしよう」という動きがありました。
まず、普通の住宅ローンと言われているものは借入時の年齢に制限があり、なかなか歳を重ねてからは審査に通りにくい傾向がありました。
そこで注目を集めているのが「シニア向けの住宅ローン」と言うものです。
特に『リバースモーゲージ型住宅ローン』です。
リバースモーゲージとは、、、
「高齢者などが持ち家を担保にして、その範囲内で生活資金を借りられる」
融資制度のことです。
簡単に言えば、家を担保に借金できるシステムで、毎月利息分の支払うだけのシステムで、契約者の死亡時にその家を売ってそれまでの借金を一括返済できる仕組みになっています。
リバースモーゲージは、老後資金の不安を軽減できることに加えて、「亡くなったら家の権利を渡す」というのが契約条件のため、大変問題となっている相続問題とは関わらずに済むという利点もございます。
「子どもに家を遺さなくていい世帯」にとってはとてもメリットが多い融資形態だといえます。
このタイプの住宅ローンだと高齢者でもとても家が買いやすく、子どもの独立後などに相続を気にせず、安心してご自身の気に入ったお家へ住み替えしやすくなります。
3、家の相続が思わぬマイナスになることも、、、

そもそも実家の相続は、いつ発生するか誰も分かりません。それが子どもにとって思わぬ形でデメリットになることがあります。
たとえば、子どもが実家から離れた場所で仕事をしている場合、相続でその実家を譲られても住むことは難しく、管理するだけでもなかなか容易ではございません。
いくら最近、リモートワークが普及したとしても、生活の基盤がすでに構築されていれば、その生活から離れた実家で暮らせる人は多いくはいないと思います。
売却しようにも不動産屋さんや現地に何度も赴くことになったり、買い手が見つかるまでは固定資産税などの維持費を支払わねばならず、「想定外にお金の支出、手間がかかったりする」事例も多々ございます。
なので相続問題が起きない『リバースモーゲージ型住宅ローン』を利用されるご高齢の方々が増加しているのです。
まとめ

現在、「リバースモーゲージ」はかなり注目されています。
ただし、リバースモーゲージにもメリットだけでなく、しっかりリスクもございます。
それは「家の資産価値内で生活資金を借りられる」のが大きな特徴なのですが、社会情勢や物価変動にダイレクトに影響を受けます。
たとえば物価が下がった場合、毎月受け取れる金額がつられて減少します。
また、こちらの住宅ローンの融資額は「家の資産価値内」ですので、家の価値を超えて借金はできません。なので大幅に長く生きられた場合、毎月の融資が打ち切りになる可能性もございます。
リバースモーゲージやそれを土台とする住宅ローンは、金融機関ごとに様々なタイプの商品がありますので、ご利用の際は条件をよく検討してご自身のライフプランにあったものを選ぶようにしましょう。
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