
2021.05.14
リノベーション徹底解説②と言うことで基礎知識ではなく、知っておくとリノベーションの幅や仕組みなどが分かる表面的な面ではなく、今回は内面的な面を1つご紹介していきます。
『リノベーションをするにあたって出来ること・出来ないこと』
リノベーションをするにあたって出来ること・出来ないこと

リノベーションのメリットとして一番に上げられるのが自由度の高さです。
なのでリノベーションでは大抵のことはできます。
しかし出来ないことも当然あります。
なので、できないことから解説していきましょう。
「できないこと」は元の建物に使われている材料や作り方が原因になることがほとんどです。
マンションリノベの場合、建物が鉄筋コンクリート造、鉄骨造の場合でその「できないこと」が変わってくるのです。
なので前々から知識として理解しておくことをオススメします!!
リノべーションで出来ないこと!!

1、マンションをリノベーションする場合
マンションで一番難しいのは、水回りの移動なのです。
(キッチン、浴室、トイレ、洗面所等の配置移動)
排水には配管、1メートルに対して1センチの傾きが必要です。
なので移動する位置によっては配管を傾けられない場合や床を上げて傾きをつけなければなりません。
床を上げるとその分天井が低くなったりという問題が出やすく、工事が困難なためできないのです。
また、集合住宅の場合ならではの制限として、玄関ドアや窓などの共用部分にあたるものの交換もできないのです。
2、建物が鉄筋コンクリート造の場合
鉄筋コンクリートは「壁に穴を開ける」「梁を壊す」「柱を取り除く」等の構造に関わることは耐震の面や家の強度に関わってくるため行うことはできません。
基本的に木造の壁であれば取り除くことは可能です。
(一部、壁式工法、ラーメン工法といった構造の種類による壁の移動が出来ない場合も有ります)
3、建物が鉄骨造の場合
鉄骨造も、基本的な考え方は鉄筋コンクリート造と同じです。
「窓を大きくしたい」「現在外壁になっているところにドアをつけたい」「屋根に天窓をつけたい」など、家の構造に関わるため難しくなります。
しかし内装や間取りについては自由に対応可能な場合が鉄筋コンクリート造に比べるとかなり多いです。
上記三つのパターンのようにリノベーションで重要なことは、元の建物で使われている材料や作り方をしっかりと確認することです!!
リノベーションで出来ること!!事例①

弊社のリノベーション物件を用いてご紹介していきます。
(鉄骨造、三階建て、戸建て)
戸建ての場合は水回りを移動が可能なので
①浴室の位置、トイレの向き、キッチンの場所を大胆に移動しました。
②一階の和室が広々としたランドリールームに変更しました。
さらにクローゼットがなかった和室の部屋が大きなクローゼット付きの洋室に変更しました。
③二階は壁を取り除き、全体をLDKに変更しました。
④三階はクローゼットだった部分はクローゼットを取り除き、書斎スペースに変更しました。
このように変更できない部分もありますが、鉄骨造の戸建てのお家でしたらこのようなリノベーションもできます。
リノベーションで出来ること!!事例②

(鉄筋コンクリート造、マンション)
マンションの場合の水回りの移動はできないが排水位置を支点に向きを変えることは出来るのです。
①キッチンの向きを変更しました。
②和室とLDとの区切りをなくし、LDKに変更しました。
③洋室2つの壁を取り除き、広い洋室に変更しました。
④収納と洋室の一部を使い、三帖以上のウォークインクローゼットに変更しました。
マンションの場合でも建物の構造上、主要な柱や梁などはそのままで大胆に壁を取り除き、広々としたお家にできます。
まとめ
リノベーションでも出来ないことはあります。
なので「できないこと」だけを把握していただければ他は何でもできるので、まずリノベーションされるお家の構造や方法などを改めてお調べしておくことを勧めます。
今回の紹介も一つの知識として覚えていただければ嬉しいです。
これからもよろしくお願いします!!
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