
2021.07.11
皆さん、マンションは共有建物だからこその何かしらの小さな近隣トラブルなど、一戸建て住宅に比べるとあることご存知でしたか?
その近隣トラブルの中でダントツに多いトラブルが、、、
そうなんです。『騒音トラブル』です。
騒音トラブルとはさまざまな原因から起こります。
せっかく購入して、マンション暮らしを楽しもうというときになって、騒音に悩む……なんて避けたいものです。
そこで本日はマンションの騒音について三つご紹介していきます。
1、マンションでどのような騒音が考えられるか?
2、マンションで気になる音はどうやって伝わるか?
3、入居後、騒音に困ったらどうするべきか?
についてお伝えしていきます。
1、マンションでどのような騒音が考えられるか?

人が暮らす場所には必ず『音』が発生します。
家の中には、自分たちが出す生活音のほかに、隣近所からの音も入ってきます。
家の外では自動車や電車の走行音、工場の音、人の声など、街の音が鳴り響いています。
これらを「騒音」と感じるか感じないかは、個人のとらえかたや住んでいる環境などが影響して来るのだと思います。
人の声や足音、家庭で使われる家電や楽器などから発生する日常の生活音が「騒音」ととらえられ、苦情に発展するケースは少なくありません。
環境省の「騒音規制法施行状況調査」によると、騒音に係る苦情件数のうち「家庭生活」による騒音の割合が年々増える傾向にあります。
さらに苦情のあった生活騒音の発生源で最も多かったのは「人の声・足音・給排水音」。
マンションやアパートなどの集合住宅で騒音トラブルになりそうな項目です。
2、マンションで気になる音はどうやって伝わるか?

マンションの場合は、気になる騒音のレベルは物件によって違ってきます。
一般的に賃貸マンションよりも分譲マンション、
古いマンションよりも最近のマンションの方が、「遮音性能」は高く作られております。
また、高層階ならではの騒音などもあるのです。
音の伝わり方には2種類あり、それについてご説明していきます。
①空気伝搬音・・・空気の振動により伝わる音
空気伝搬音とは、近い距離で発生するほど音は大きく、壁や窓など遮るものがあれば小さくなる性質がありますが、マンションの階数によって聞こえ方が違う音もあります。
遠方で発生した音は、低層階よりも周辺に音を遮る障害物がない高層階の方が聞こえます。
(例)・駐車場のエンジン音
・鉄道、高速道路、幹線道路からの電車や車の走行音、クラクション
・飛行機のジェット音や離発着の音
・道路での夜間工事の音
②固体伝搬音・・・固体を振動させて伝わる音
家で過ごす時間が増えた最近、運動不足解消のためにトレーニング器具を使う音も問題になっているのです。さらにロボット掃除機の音、耐用年数を超えて劣化した冷蔵庫や洗濯機などの家電の音も固体伝搬音にあたり、騒音トラブルのもとですから注意が必要です。
(例)・排水音
・ドタバタとした足音や子どもがジャンプする音
・サッシやドアの開閉音
・脱水時の洗濯機の音
・掃除機の音
・椅子を引く音
3、入居後、騒音に困ったらどうするべきか?

困った時の対処法で最適なの三つご用意しました。
①隣接住戸からの音は、管理組合や管理会社に相談を!!
どんなに慎重に物件を選んでも、入居後に騒音に悩まされるケースはあります。
その場合、重要なのは音の発生源と思われる住人に直接クレームを入れないことです。
音の発生源が実は違う場所からだったということもありますし、感情的になってしまうと近隣トラブルの発展する原因になります。
なのでまずは、管理組合や管理員に相談してみてください。
②外からの音は内窓や防音カーテンを試す!!
外が賑やかで、気になって仕方がない場合は内窓を付けることをお勧めします。
ほとんどのマンションで窓のサッシを変更することはできませんが、内窓の設置は可能なのです。
また、防音効果のあるカーテンを窓に取り付けてみるのもいいと思います。
③部屋の中に音楽などの音を流す!!
騒音の少ないマンションの高層階では、かえって音が気になるという述べたように、静か過ぎる環境は、ほんの小さな音が騒音に聞こえたりします。
なので普段の暮らしから「音の慣れる」ほどの、近隣の迷惑にならない音量で楽しむこともいいと思われます。
まとめ

新居を購入して、いきなりマンショントラブルなんていい気持ちにはならないですよね?
誰もが、気持ちの良い新しい暮らしを求めています。
なので入居前では分からないこともたくさんあります。
そこで入居後、大きなトラブルならないように騒音トラブルにはまず、気をつけながら気持ちの良い暮らしをしていきましょう!!
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